MISSION 01
ABOUT
Earth is getting warmer and warmer! We must act right now!
地球があたたかくなって大変!だから今すぐ行動しないと!
地球を包む大気には、“温室効果ガス”が含まれています。これは、太陽があたためた熱を、地表面から宇宙へ逃げないように吸収して、地球を生物たちが暮らしやすい温度に保ってくれるガスです。このガスがないと地球はとても寒くなって、生き物も死んでしまうのです。
しかし今、この温室効果ガスが増えすぎて、地球をあたたかくし過ぎてしまっています…
これが地球温暖化です。
“温室効果ガス”には色々種類がありますが、なかでももっとも地球をあたためる力を持っているのは二酸化炭素(CO2)です。
地球温暖化とCO2削減がセットで語られているのは、こうした理由からです。
CO2は、人の生活やものを作る過程でたくさん排出されています。
まずは身の回りのCO2を減らしていきましょう!
※温室効果ガスとは…赤外線を吸収する気体を“温室効果ガス”と言います。太陽光によってあたためられた地表から出てくる赤外線を、温室効果ガスや雲が吸収して地表に戻し(温室効果)、地表の平均気温を保ってくれているのですが、この温室効果ガスが増えると赤外線エネルギーを宇宙空間へ逃がす量が減り、地球がより一層あたたまります。まさに地球を温室のようにあたためる効果のあるガスです。一方で、成層圏にあるオゾン層は、太陽光に含まれている人間に有害な紫外線を吸収して、そのエネルギーを熱に変えることで地球をあたためています。温室効果ガスのひとつで、CO2の数百〜数万倍もの温室効果を持つと言われるフロンガスは、成層圏にあるオゾン層を破壊するため、フロンガスを減らす努力も必要です。
PROBLEM
地球が温暖化するとどうなるの?
温暖化の原因となるCO2が急激に増えはじめたのは、18世紀の産業革命以降のこと。
産業革命前に比べ、現在の世界の平均気温はすでに1℃上昇しています。たった1℃?と思うかもしれませんが、わずか0.5℃の違いでさえ、地球環境にもたらす影響は大きいのです。たとえば、地球があたたかくなると北極や南極の氷が溶け出し、そこで暮らしていたペンギンやクマなどの野生動物たちは行き場を失います。地球上の海水面はすでにこの100年間で10〜20cm上昇していて、海に沈む場所も出てきています。涼しい地域に住む動物や植物は、気温が上がると生きていくことができません。雨がまったく降らなくなって干ばつで砂漠化している場所もあれば、台風や竜巻、洪水などの自然災害が多発する場所も出てきています。
温暖化によって氷河が崩壊すれば、人や動物、植物の住む場所はさらに少なくなり、異常気象によって食料となる農作物が育たなくなって、地球のみなさんがとても生き辛い世界になってしまいます。実際に、2020年まで続いたオーストラリア史上最悪の森林火災では、東京都の総面積約42個分を上回るほどの面積が焼け、世界遺産のブルー マウンテン国立公園も含まれていたことから、約10億匹の野生動物たちも犠牲になっています。アメリカのフロリダ、マイアミビーチでは、満潮時に街が浸水するようになりました。
2015年のパリ協定に参加した国は、産業革命後の気温上昇を2℃以内に抑えよう、と合意しましたが、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が2018年に発表した特別報告書『1.5℃の地球温暖化』によると、2℃ではなく1.5℃に抑えることによって、さまざまな危機が避けられるとされています。そのためには、人間による全世界のCO2排出量を、2030年までに2010年の水準よりも約45%減らし、2050年頃には“ほぼゼロ”にする必要があります。
ACTION
環境ラベルについて知る、ラベルのついているものを購入する
出典 :環境省 環境ラベル等データベース
マイバック&マイカトラリー持参、レジ袋の利用削減
誰もいない部屋の電気は消す
エアコンの設定温度は、夏は28°C以上、冬は20°C以下に
夏はサーキュレーターや扇風機を併用する
冷蔵庫に食品を詰め込みすぎない
冷蔵庫を壁から適切な距離を離し、周りや上にものを置かない
旬のものを食べる、地産地消を心がける
夜更かしをせず、早寝早起きを心がける
衣類乾燥機や洗濯機の乾燥機能をなるべく控える
テレビの明るさを最適にする
ついていないテレビの主電源を切る
(コンセントからプラグを抜く)
家電の保温機能(炊飯器や電気ポットなど)を使わない
(ご飯は保温ではなく冷凍保存してレンジで解凍、野菜の下ごしらえはレンジを利用)
圧力鍋などの活用で調理時間を短くする
水は節水して大切に使う
お湯を使う場合は、不必要に給湯温度を上げすぎない
近くへ出かけるときは自動車やバイクを使わず、徒歩や自転車で
自動車の急停車、急発進、駐停車中のアイドリングを控える
高効率蛍光灯やLED電球など省エネタイプの照明を使う
電池を充電式電池(2次使用できるもの)に変えてみる
地球環境に優しい発電方法で作られているグリーン電力に興味を持ってみる
エレベーターを使わず、なるべく階段を使う
プラスチック製の製品を使用しない、または使用を控える
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