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MISSION 03

mission 01

ABOUT

Out of all the creatures living on Earth, only humans create waste.

地球上のすべての生物で、ゴミを出すのは人間だけだ

地球に存在する生物が排出する物質は、通常“ゴミ”にはなりません。自然の循環の中で分解され、環境に100%吸収されるからです。しかし、地球のみなさんの排出したさまざまなモノは残念ながらほぼすべてがゴミです。
地球が持つ分解能力のキャパシティを超え、ゴミになってしまっています。
現在、世界各地で人口増加と急速な都市化が進んでいます。世界のゴミ(廃棄物量)の年間発生総量は2010年で約104.7億tだったものが、2050年頃には約223.1億tになると言われています。また日本だけを見ても、ゴミの埋立地(最終処分場)はあと20年で満杯になると言われています(2016年時点)。なかでも“プラスチックごみ”の問題は深刻で、先進国の出したプラスチックごみは途上国に輸出され、きれいで使えるものだけが燃料や再生プラスチックなどに有効利用されていますが、残りの多くは海に流され、“海洋プラスチック”として社会問題にもなっているのです。

PROBLEM

ゴミが増えるとどうなるの?

日本のゴミ排出量は42,894千tで、世界4位の多さ(*1)ということをご存知でしょうか。
1人1日あたりのゴミ排出量は918g(*2)。リサイクルされないゴミは、すべて埋立処理場へ向かいます。東京23区の埋立処理場は膨大な量のゴミにより次々といっぱいになり、現在、埋立作業が行われている最後の処分場(中央防波堤新海面処分場)は… あと20年で満杯になるとも言われています。ゴミを燃やすために石油を使えば、CO2が増え、地球温暖化につながります。ゴミを埋め立てるために海岸や野山が犠牲となり、野生の生き物の住処を奪っています。近年では海洋プラスチックも大きな問題となっていて、2050年の海には魚よりもゴミの量が多くなるとの見方もあります。また、細かく砕けて5mm以下になった“マイクロプラスチック”が魚や海鳥の体内から大量に見つかっていて、食物連鎖により、人間も含めたくさんの生き物たちに悪い影響が出るかもしれないとも言われています。

*1…OECD 都市廃棄物排出量(2017年)より
OECD (2020), Municipal waste (indicator). doi: 10.1787/89d5679a-en (Accessed on 11 November 2020)

*2…出典 : 環境省ホームページ

ACTION

3R5Rについて知る
3Rとは「リデュース(Reduce)、リユース(Reuse)、リサイクル(Recycle)」の3つのRの総称で、限りある資源をむだにしないためのキーワード。
この3Rに、「リフューズ(Refuse)」と「リペア(Repair)」を加え、“5R”のキーワードで、ごみをできるだけ出さない社会を目指している自治体も多い。

リフューズ(Refuse)*不要なものはもらわない(断る!)

マイ水筒マイ箸マイバック(エコバック)を持ち歩く
カトラリー断る

試供品など、不要なものはもらわない

過剰包装断る

リデュース(Reduce)*ゴミを減らす

必要なものだけを買う

食べ残しをしない

詰め替え商品や簡易包装のものを買う

使用頻度の低いものはレンタルやシェアリングシステムを利用する(車、自転車など)

耐久性の高い製品や省資源化設計の製品を選ぶ

リユース(Reuse)*再利用する

リターナブル容器に入った製品を選び、使い終わった時にはリユース回収に出す

フリーマーケットガレージセール等を開催し、不用品の再使用に努める

“繰り返し、大切に使う”工夫をする

リペア(Repair)*修理して使う

長く使える服を買う(修理できるものは直して使う)

リサイクル(Recycle)*再び資源として使用する

家庭用コンポストなどで生ゴミを堆肥化する

リサイクルシステムがしっかりしている商品を選ぶ
(例)再利用可能なラップ(ミツロウラップなど)を使用する

資源ごみの分別回収に協力する

ゴミの分別に役立つさまざまな識別表示マークを知る

リサイクル製品を積極的に利用する

資源ごみの効率的な分別回収を広める
※リサイクルに関係するマークがついているものを買おう
出典 : 環境省 環境ラベル等データベース
※リサイクル可能なものについて知る
出典 : 環境省 環境再生・資源循環 廃棄物・リサイクル対策各種リサイクル法等関連

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