menu

MISSION 04

mission 01

ABOUT

1 out of 3 people (2.2 billion people) in this world don’t have access to clean drinking water.

世界では、3人に1人(22億人)が安全な水を飲めない

地球上にある水の97.5%は塩分を含む海水で、塩分を含まない淡水はわずか2.5%。さらに、そのほとんどは南極大陸やグリーンランドの氷や土の中の水分、地下深くの地下水として存在しています。地球のみなさんが日常的に使える水は、淡水のうちのたった4%。想像以上に貴重なものなのです。地球のみなさんは、きれいな水(*1)を必要としている一方で、自分たちの自分勝手な欲望のために日常使えるたった4%の水でさえ汚し続けています。水源から家庭に届くまでには様々な物質の影響を受けます。たとえば、耕地やゴルフ場で撒かれた化学肥料や農薬、工場排水やドライクリーニングの溶剤など… 浄水場でも除去できない有害化学物質は地下水に溶け込み、その結果、飲料水を汚染している事実を知っていますか?
川、湖、海などに流れ込んだ汚水は、そこに棲む生き物たち、そしてそれを食べる人や動物の体にも悪い影響をもたらします。人や動物が直接飲めば、病気になることも、ひどい場合には命を落とすことだってあります。特に汚しているのは、地球のみなさんの生活排水。お風呂や洗濯、なかでも台所の排水は深刻な水質汚染の原因として問題になっています。

*1…“きれいな水”とは?
出典 : 東京都水道局ホームページ 水源・水質基準
出典 : 国土交通省ホームページ 水生生物による水質判定



PROBLEM

水問題が私たちに与える影響とは?

地球のみなさんが生活に使っている水は再利用されています。家庭や工場からの排水は下水管を通り、浄化されて川や海に戻されます。また、その水の一部は蒸発して雲になり、雨になってダムに溜まり、浄水場でゴミや汚物を取り除いて浄水処理され、再び川や海へと戻っていきます。汚れた水をきれいにするにはたくさんのエネルギーが必要で、その過程で発生するCO2は、地球温暖化にも繋がっています。
また、世界では22億人(2020年現在 世界人口約80億人)、つまり3人に1人が安全な水を使えていないと言われています。多くの開発途上国では、“水汲み”という重労働が子どもや女性の役割とされ、学校や仕事を諦めて、1日の大部分を水汲みに費やしている人も少なくありません。安全な水がもっと簡単に手に入るようになれば、子どもは学校へ行くことができ、女性もいろんな仕事をすることができるようになるでしょう。水問題は人の生命はもちろん、教育、経済にも大きな影響を与えています。ただ、身近な問題だけに、ちょっとしたアクションで水の汚染は食い止めることができるのです。

ACTION

生活全般

生活排水(洗濯やお風呂、特に台所)に“有機物”を流さないよう心がける

生活排水の汚水処理にかかる水の量を知る
出典 : 東京都環境局 生活排水対策について

お風呂

シャワーは出しっぱなしにしない

お風呂のお湯は1回入っただけで捨てずに、洗濯や掃除などで再利用する

お風呂の湯量減らす

シャンプーやリンスなどの使用量をできるだけ少なくする

抜けた髪の毛などを流さない

トイレ

トイレットペーパー以外流さない

トイレ洗浄の際には「大」「小」をきちんと使い分ける
*ペットボトル2本分の差が!

炊事

食べ残し、食べカスを排水口に流さない

汁物は残らないように作る

油を排水口に流さない(油汚れは紙などで拭いてから洗う)

生ゴミは水切り袋に、ストレーナーにも水切り袋をつける
(つけない場合に比べて45%もゴミが取れる)

米のとぎ汁や、野菜のゆで汁などを有効活用する(食器洗いや植物の水やりなど)

洗濯・洗い物

洗剤の量を多く使用しない、洗濯洗剤の使用量を守る

洗濯はすすぎ1回にする

できるだけまとめて洗濯する

お風呂の残り湯を洗濯に活用する(洗濯の汚れが落ちやすいメリットも)

汚れのひどい衣類などは手洗いする

洗濯機に糸くずフィルターをつける

洗濯ネットを利用する

食器を洗っている間は水を出しっぱなししない

食洗機を利用する

洗濯や食器を洗う時に、川や海の自浄作用で無機物に分解される“生分解性”の高い洗剤を使う

洗剤使いすぎない

出典 : 独立行政法人製品評価技術基盤機構 化学物質管理センター
身の回りの製品に含まれる化学物質

その他

洗顔、歯磨きの最中は水を出しっぱなしにしない

  • instagram
  • twitter
  • facebook
  • youtube